eiga.com 作品情報 『嘆きのピエタ』
■解説:韓国の鬼才キム・ギドクが、第69回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したサスペンスドラマ。債務者に重傷を負わせ、その保険金で借金を返済させる非情な取立て屋のイ・ガンドは、親の顔も知らずに30年間、天涯孤独に生きてきた。そんなある日、ガンドを捨てた母だと名乗る謎の女、チャン・ミソンが突然現れる。当初は邪険に扱い、残酷な仕打ちもしたガンドだったが、ひたすら謝罪を繰り返し、無償の愛情を注ぐミソンを次第に母親として受け入れていく。やがてガンドが取立て屋から足を洗おうとした矢先、ミソンは姿を消してしまう。
■スタッフ:/監督 キム・ギドク /製作 キム・スンモ /製作総指揮 キム・ギドク キム・ウテク /脚本 キム・ギドク /撮影 チョ・ヨンジク /編集 キム・ギドク /音楽 パク・イニョン
■キャスト:チョ・ミンス(ミソン) イ・ジョンジン(ガンド) ウ・ギホン(フンチョル) カン・ウンジン(ミョンジャ フンチョルの妻) クォン・セイン(ギターの男)
■作品データ:/原題 Pieta /製作年 2012年 /製作国 韓国 /配給 クレストインターナショナル /上映時間 104分 /映倫区分 R15+
公式サイト
eiga.com 映画ニュース 松江哲明、キム・ギドク「嘆きのピエタ」ラストにニヤリ デートにおすすめと語る
→『わずか11日間で撮影された本作では、撮影と照明を学生スタッフが担当していることに触れ、「キム・ギドクは若い人を育てることをしているのが素晴らしい」と称え、「ギドク監督の下にいた人たちが今、娯楽映画で活躍している。映画監督は慣れたスタッフと一緒につくっていくタイプの人が多いが、自分の表現のコアの部分は変えずに、若い人とやっているので風通しがよく、この作品は編集のリズムがいい」と監督ならではの視点で分析する。/また、本作パンフレットに作家の岩井志麻子が寄せた文章に感銘を受けたそうで、「一般誌には書けないし、文庫化しても入れられない内容。見た人が自分のことを語りたくなるのがいい映画だと思う。(この作品は)えげつないし、きついけど、デートで見るとお互いを確認できるいい映画。僕もそんな映画をつくれるようにがんばります」と観客に向けて語った』
※上記の松江哲明氏のコメント内にも出てきた、パンフレットに寄稿された岩井志麻子先生の一文というのを、読みたくてたまらないー。どっかに引用されてないでっしゃろかぁ~?公式サイトの短いコメントだけ紹介しておこうー。■スタッフ:/監督 キム・ギドク /製作 キム・スンモ /製作総指揮 キム・ギドク キム・ウテク /脚本 キム・ギドク /撮影 チョ・ヨンジク /編集 キム・ギドク /音楽 パク・イニョン
■キャスト:チョ・ミンス(ミソン) イ・ジョンジン(ガンド) ウ・ギホン(フンチョル) カン・ウンジン(ミョンジャ フンチョルの妻) クォン・セイン(ギターの男)
■作品データ:/原題 Pieta /製作年 2012年 /製作国 韓国 /配給 クレストインターナショナル /上映時間 104分 /映倫区分 R15+
公式サイト
eiga.com 映画ニュース 松江哲明、キム・ギドク「嘆きのピエタ」ラストにニヤリ デートにおすすめと語る
→『わずか11日間で撮影された本作では、撮影と照明を学生スタッフが担当していることに触れ、「キム・ギドクは若い人を育てることをしているのが素晴らしい」と称え、「ギドク監督の下にいた人たちが今、娯楽映画で活躍している。映画監督は慣れたスタッフと一緒につくっていくタイプの人が多いが、自分の表現のコアの部分は変えずに、若い人とやっているので風通しがよく、この作品は編集のリズムがいい」と監督ならではの視点で分析する。/また、本作パンフレットに作家の岩井志麻子が寄せた文章に感銘を受けたそうで、「一般誌には書けないし、文庫化しても入れられない内容。見た人が自分のことを語りたくなるのがいい映画だと思う。(この作品は)えげつないし、きついけど、デートで見るとお互いを確認できるいい映画。僕もそんな映画をつくれるようにがんばります」と観客に向けて語った』
※志麻子さんの講演を聴きに行った人のブログなどを読んでいると、「自分は本当の母親だったから、あなたを捨ててごめん、なんて贖罪を求めることはできなかった」という発言をしていたらしいので、パンフのコメントもソッチ系の内容なのかなぁーー、ととりあえず推測するしかないワー。
※展開がまったく読めず、最後まで飽きずに観られたーー!あと、監督の変人っぷり
がよ~く解ったかなァ。韓国映画界の中で嫌われてるというのも何となく・・・。
●予告編
クランクイン 鬼才キム・ギドク監督、韓国映画界の在り方に疑問「文化はお金で計算できない」
→『韓国映画界の在り方に疑問を感じ、「アリラン」では山で隠遁生活を送っていた監督だが、その違和感はいまだ拭いきれていないようだ。「韓国では今、メジャー会社が映画界を独占しています。メジャーが全てを配給する状況で、この状況と長く戦っていかなければなりません。文化はお金で計算できない。文化は国でいえば心臓部。心臓は健康であるべきでしょう? そのような大きな文化を金で操っている状況はよくない。そのせいか安っぽい映画が徐々に増えてきている気がします。このような状況だからこそ私は映画を撮るべきだと思う。映画を作ることは私なりの抵抗なんです」。/その現状を打破すべく、キム・ギドクはメジャーの映画会社が独占しているスクリーンのうち100スクリーンで、「作家性のある映画を上映する権利をください」と訴えているそう。交換条件として「私が将来を担う人材を育てるといったソフトウエアの育成を担うことも提示しています」とのこと。実際、彼の元で映画を学んだ気鋭の若手監督(「映画は映画だ」「義兄弟 SECRET REUNION」「高地戦」のチャン・フン、「ビー・デビル」のチャン・チョルス、「プンサンケ」のチョン・ジェホンなど)が続々と誕生しており、これからの韓国映画界を背負っていく存在になりそうだ』
→『韓国映画界の在り方に疑問を感じ、「アリラン」では山で隠遁生活を送っていた監督だが、その違和感はいまだ拭いきれていないようだ。「韓国では今、メジャー会社が映画界を独占しています。メジャーが全てを配給する状況で、この状況と長く戦っていかなければなりません。文化はお金で計算できない。文化は国でいえば心臓部。心臓は健康であるべきでしょう? そのような大きな文化を金で操っている状況はよくない。そのせいか安っぽい映画が徐々に増えてきている気がします。このような状況だからこそ私は映画を撮るべきだと思う。映画を作ることは私なりの抵抗なんです」。/その現状を打破すべく、キム・ギドクはメジャーの映画会社が独占しているスクリーンのうち100スクリーンで、「作家性のある映画を上映する権利をください」と訴えているそう。交換条件として「私が将来を担う人材を育てるといったソフトウエアの育成を担うことも提示しています」とのこと。実際、彼の元で映画を学んだ気鋭の若手監督(「映画は映画だ」「義兄弟 SECRET REUNION」「高地戦」のチャン・フン、「ビー・デビル」のチャン・チョルス、「プンサンケ」のチョン・ジェホンなど)が続々と誕生しており、これからの韓国映画界を背負っていく存在になりそうだ』
Yahoo映画 レポート 「嘆きのピエタ」拝金主義社会を舞台にした、2つの魂の「覚醒」の物語
→『このシンプルな覚醒の物語は、フェリーニの「道」を想起させる。「道」が野蛮なザンパノと無垢なジェルソミーナの双方の魂の覚醒を描いたように、この映画もガンドと母の2人の覚醒をみつめているからだ。ガンドの覚醒の触媒の役目を果たす母親は、自身も「息子を愛する母」以外の何者でもないことにめざめる。が、それがガンドに伝わることはない。2人の心が永遠にすれ違ったまま放置される無情さが、胸をしめつける。 さらに、劇の最後にはこんな問いかけも放たれる。金に始まり金に終わる世の中で救いは得られるのか? と。その問いは、好景気の幻想に浮かれる我々の胸にも「覚醒」の2文字を喚起するのだ』
→『このシンプルな覚醒の物語は、フェリーニの「道」を想起させる。「道」が野蛮なザンパノと無垢なジェルソミーナの双方の魂の覚醒を描いたように、この映画もガンドと母の2人の覚醒をみつめているからだ。ガンドの覚醒の触媒の役目を果たす母親は、自身も「息子を愛する母」以外の何者でもないことにめざめる。が、それがガンドに伝わることはない。2人の心が永遠にすれ違ったまま放置される無情さが、胸をしめつける。 さらに、劇の最後にはこんな問いかけも放たれる。金に始まり金に終わる世の中で救いは得られるのか? と。その問いは、好景気の幻想に浮かれる我々の胸にも「覚醒」の2文字を喚起するのだ』
※エグいシーンは直接的には見せないし、同時にコミカルなシチュエーションが付随
してくるので、全体的には観易い仕上がりになっていると思うのだー。親しい友人と
一緒に観たら、鑑賞後に「あそこはやりすぎだよねぇ~~」的な共感話で盛り上がる
ことが出来るのが醍醐味ではないかいな~。
ぴあ映画生活 『嘆きのピエタ』とめどない暴力の物語に描かれたものとは?
→『舞台となっているのは、町工場がひしめくソウルの小さな町、清渓川。貧しかった少年時代、監督が工員として過ごした自らの原点と呼べる場所なのだという。暗く手狭な工場でひとつひとつ人が動かしている機械の音が心臓の鼓動のように鳴り響き、路地裏には温かい太陽の光は届かない。この映画のもうひとつの主人公ともいえるこの町の景色は、何よりも拝金主義がはびこる世界への、監督からの嘆きのメッセージを代弁しているかのようだ。人間性を手にしたガンドと、ある目的を胸に秘めて母親を名乗っていた女は、最後に一体何を見つけ出したのか。とめどない暴力が描かれた物語の向こう側には、魂の救済ともいうべき、意外なほどの静けさと安らぎが広がっている』
→『舞台となっているのは、町工場がひしめくソウルの小さな町、清渓川。貧しかった少年時代、監督が工員として過ごした自らの原点と呼べる場所なのだという。暗く手狭な工場でひとつひとつ人が動かしている機械の音が心臓の鼓動のように鳴り響き、路地裏には温かい太陽の光は届かない。この映画のもうひとつの主人公ともいえるこの町の景色は、何よりも拝金主義がはびこる世界への、監督からの嘆きのメッセージを代弁しているかのようだ。人間性を手にしたガンドと、ある目的を胸に秘めて母親を名乗っていた女は、最後に一体何を見つけ出したのか。とめどない暴力が描かれた物語の向こう側には、魂の救済ともいうべき、意外なほどの静けさと安らぎが広がっている』
※暴力の描き方は、北野武っぽさも感じる。ストーリーのハショり方も似てる気が。
最後にうまくテーマ性を絡めて上手にまとめられるかどうかが評価の分かれ目?と
いうようなタイプの作品ではないかな。今回、もっとほかの作品も観てみよう~、
と思わされた。『悪い男』というのに一番惹かれるカナー。
eiga.com 監督インタビュー ベネチア制したキム・ギドクが描きたかった暴力と愛、オダギリジョーとのタイトル命名秘話語る
→『原題「ピエタ」は、十字架から降ろされたイエス・キリストを胸に抱く聖母マリアを指し、母の慈愛を象徴する言葉だ。当初は「悪魔」のような残忍な人物を表すようなタイトルを考えていたが、シナリオを書き進めながら変更を重ねた。「悲夢」でタッグを組んだオダギリジョーにも相談を持ちかけたと明かす。「『ピエタ』の前に途中でいくつか考えた中の一つが『夢精』です。オダギリさんには『夢精』のままで行った方がいいって、言われたんです。『夢精』にこだわったのは、ガンドのそのシーンと、未だに子どもであるということも表しますからね。でもエンディングを考えたら、慈悲という意味が込められたピエタの方がタイトルに合うと思ってこちらに決めました」』
※オダギリは名優だが、タイトルをつけるセンスの方はないと見た!www
→『原題「ピエタ」は、十字架から降ろされたイエス・キリストを胸に抱く聖母マリアを指し、母の慈愛を象徴する言葉だ。当初は「悪魔」のような残忍な人物を表すようなタイトルを考えていたが、シナリオを書き進めながら変更を重ねた。「悲夢」でタッグを組んだオダギリジョーにも相談を持ちかけたと明かす。「『ピエタ』の前に途中でいくつか考えた中の一つが『夢精』です。オダギリさんには『夢精』のままで行った方がいいって、言われたんです。『夢精』にこだわったのは、ガンドのそのシーンと、未だに子どもであるということも表しますからね。でもエンディングを考えたら、慈悲という意味が込められたピエタの方がタイトルに合うと思ってこちらに決めました」』
※オダギリは名優だが、タイトルをつけるセンスの方はないと見た!www
チケットぴあ キム・ギドク監督最新作『嘆きのピエタ』コラボTシャツ販売決定!
→『キム・ギドク監督の最新作『嘆きのピエタ』と、ファッション・ブランド“ハードコアチョコレート”のコラボTシャツが、6月7日(金)より販売されることが決定した。(中略)“ハードコアチョコレート”は、ホラー映画やプロレスなど“コアな題材をパンキッシュなデザインで消化する”というコンセプトで1999年に設立されたファションブランド。スタッフ全員がギドク監督の大ファンということからコラボが実現した。コラボTシャツは、“ハードコアチョコレート”店舗で購入できる』
→『キム・ギドク監督の最新作『嘆きのピエタ』と、ファッション・ブランド“ハードコアチョコレート”のコラボTシャツが、6月7日(金)より販売されることが決定した。(中略)“ハードコアチョコレート”は、ホラー映画やプロレスなど“コアな題材をパンキッシュなデザインで消化する”というコンセプトで1999年に設立されたファションブランド。スタッフ全員がギドク監督の大ファンということからコラボが実現した。コラボTシャツは、“ハードコアチョコレート”店舗で購入できる』
●オリジナル・サウンド・トラック
シネマカフェネット 赤と緑のギドクカラーから読み解く「復讐と愛の物語」
→『画家生活をしていたこともある監督の作品には、毎回“ギドクカラー”とでも言うべき、芸術的な色彩が盛り込まれながら、“暴力の向こう側(真実)”が描かれているのもひとつの特徴。今回の『嘆きのピエタ』で言えば、象徴されるカラーは「赤と緑」。ギドク監督が、色彩にどんな思いを込めたかは定かではありませんが(笑)、色彩心理を読み解きながら作品を観ていくと、少しマイルドに、そしてより深くギドク作品と対峙できるかもしれません。(中略)ちなみに、赤色と緑色はカラーの世界では「補色関係」に当たります。互いに補い合うのです。そう考えると、怒りも安らぎも、嫉妬も愛情も、悲しみも優しさも、すべて裏と表、すべてがひとつ、に廻っているような気がしてきます。ギドク監督も以前、「ふたりはひとり。白と黒は同じ色。愛する人はあなたの鏡」というコメントを残したことがありますが、『嘆きのピエタ』は、まさに復讐劇でありながらも、“魂の愛の物語”と、とらえることのできる作品であると言えるのかもしれません』
※確かに、ラストシーンはその衝撃度と共に、風景と色使いとが、強烈に印象に
残ることになるだろうなーー。
→『画家生活をしていたこともある監督の作品には、毎回“ギドクカラー”とでも言うべき、芸術的な色彩が盛り込まれながら、“暴力の向こう側(真実)”が描かれているのもひとつの特徴。今回の『嘆きのピエタ』で言えば、象徴されるカラーは「赤と緑」。ギドク監督が、色彩にどんな思いを込めたかは定かではありませんが(笑)、色彩心理を読み解きながら作品を観ていくと、少しマイルドに、そしてより深くギドク作品と対峙できるかもしれません。(中略)ちなみに、赤色と緑色はカラーの世界では「補色関係」に当たります。互いに補い合うのです。そう考えると、怒りも安らぎも、嫉妬も愛情も、悲しみも優しさも、すべて裏と表、すべてがひとつ、に廻っているような気がしてきます。ギドク監督も以前、「ふたりはひとり。白と黒は同じ色。愛する人はあなたの鏡」というコメントを残したことがありますが、『嘆きのピエタ』は、まさに復讐劇でありながらも、“魂の愛の物語”と、とらえることのできる作品であると言えるのかもしれません』
※確かに、ラストシーンはその衝撃度と共に、風景と色使いとが、強烈に印象に
残ることになるだろうなーー。
3月5日の雑学問題は・・・?(簡略解答は一番最後に!)
Q:昼間の月は なぜ白っぽく見えるのか?
(解説)夜の月は黄色っぽく見え、昼間の月は白っぽく見えるが、月は自ら光を出しているわけではない。太陽の光が当たり、それが反射して見えているのだ。/月に当たる太陽光線は白色光線で、すべての色を持っている。ところが地球のそばまでやってくると、地球を取り巻く大気の層や塵埃によって、波長の短い光線が散乱し、夜間は黄色の光線だけが見える。昼の月は、地球の表面ではもとの太陽光線に戻ることから白っぽく見える。オコタエ~(o ̄∇ ̄)σ 太陽光線(白い光線)の変化による
●♪~真昼の月はいつも見ている Any time 小さな幸せも絶望も Always yours~♪
・真昼の月~MOON AT MID DAY~ 聖飢魔II
・真昼の月~MOON AT MID DAY~ 聖飢魔II