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Channel: ジョニー暴れん坊デップの部屋
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【スーサイド・ショップ】パトリス・ル・コントのブラックアニメ

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単館の劇場で予告編映像を観て、これは絶対鑑賞に来なければ!!と何度も思った挙句、結局
タイミングが合わずに観ること叶わなかったフレンチアニメである!独特の空気感がグッド♪

eiga.com 作品情報 『スーサイド・ショップ』
■解説:「髪結いの亭主」のパトリス・ルコント監督が自身初のアニメーション作品として、フランスでベストセラーとなったジャン・トゥーレの小説「ようこそ、自殺用品店へ」を映画化。代々続く根暗な自殺用品専門店に赤ちゃんが生まれたことから、変化していく家族の様子をブラックユーモアを交えて描く。世の中が絶望の空気に覆われ自殺者が後を絶たない都会で、唯一繁盛していたのが、ネガティブ思考のトゥヴァシュ一家が営む自殺専門用品店だった。そんなトゥヴァシュ家に男の子が生まれ、アランと名付けて育てられるが、アランは家族全員と正反対の無邪気で明るい性格だった。両親の必死の教育にもかかわらず、健やかでポジティブな少年へと成長したアランは、店の商品を「自殺できない用品」に変えていってしまう。
■スタッフ:/監督 パトリス・ルコント /製作 ジル・ポデスタ トマ・ラングマン ミシェル・ペタン ロラン・ペタン アンドレ・ルーロー セバスティアン・デロイ /原作 ジャン・トゥーレ /脚本 パトリス・ルコント /音楽 エティエンヌ・ペルション
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■キャスト:ベルナール・アラヌ(ミシマ) イザベル・スパッド(ルクレス) ケイシー・モッテ・クライン(アラン) イザベル・ジアニ(マリリン) ロラン・ジャンドロン(ヴァンサン)
■作品データ:/原題 Le magasin des suicides /製作年 2012年 /製作国 フランス・ベルギー・カナダ合作 /配給 コムストック・グループ /上映時間 79分 /映倫区分 PG12 /上映方式 2D/3D
オフィシャルサイト
eiga.com 映画ニュース リス・ルコント監督の初アニメ製作の裏側をメイキングでたどる
→『本作は声優の声に合わせて映像が製作され、歌を重視したミュージカル仕立てに仕上がっている。ルコント監督は声優陣のレコーディングに参加しており、セリフや歌いも細かい演出を施した。本映像でも、ピアノの周囲に集まったキャストに「全体を流れる無気力感を意識してくれ」と指示する姿が収めされており、気合いのほどがうかがえる。/ルコント監督にとって初のアニメ映画となったが、2D作品であることに「私たちは新しい手法で画面に起伏を持たせた。今までにない手法だと思うよ。2Dでも立体感を出せた飛び出す絵本のような起伏がある。平面ではあるけれど奥行きを表現できた」と自信をのぞかせている。本作は、模型を使用した遠近法の考察が行われており、2Dながら映像に奥行きを持たせることに成功した』
※まず、日本でこんなん作った日にゃあ、やれ「自殺者の出た家族への配慮」がどうの、「自殺を助長する」
から自粛せよだのと、クレームの嵐であろうことを考えると、フランスという国の、成熟した皮肉文化を実
感させられ、羨ましさを強く感じるものなりー♪「日本、駄目ダナァ~」(←タマ子風に呟く事!)

●予告編

※正直、途中まではノレたのだが、終盤のちと説教くさくなるミュージカルで、やや興醒めてしまった~。
アランたち悪ガキのイタズラが、予想に反して突き抜けた内容になって行かなかったのが大きな要因。
前半で綿密に積み上げられた自殺用品の数々に、イタズラを仕掛けて、全部失敗させていくーという
展開だとばかり思ってたもんで・・・。やや肩透かしな読後感に収まってしまったカナァ~?

ウィキペディア パトリス・ルコント
『略歴:IDHEC(フランスの高等映画学院)で映画監督になる勉強をしたが、卒業後にバンド・デシネの漫画家またイラストレーターとして漫画雑誌社で働く。1975年に初めての長編映画を製作した。以来、コメディ、ドラマ、ラブストーリー、アクションまで幅広いジャンルの映画を製作している。/「リディキュール」で第22回(1996年度)セザール賞作品賞と監督賞を受賞している。また、セザール賞では「タンデム」で作品・監督・脚本賞に、「仕立て屋の恋」で作品・監督賞に、「髪結いの亭主」で作品・監督・脚本賞に、「橋の上の娘」で監督賞にノミネートされた。/これまで、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に「仕立て屋の恋」「リディキュール」が、ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に「フェリックスとローラ」「親密すぎるうちあけ話」が、ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で「列車に乗った男」が上映された。「列車に乗った男」は観客賞を受賞した。監督した作品でカメラオペレーターとして自らカメラを回すことも多い』
※この監督、もともと漫画家(イラストレーター)やったんやねぇ~~。知らんかったワーー!

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※ドアの上に設置されてる「カランコロンカラーン」の鳴り物がドクロ。定番ながら楽しいヴィジュアルだ♪

フェイスブック
※ブサイクな」お姉さんマリリンが、アランにもらったスカーフを巻いて裸で踊るシーンがやたら妖艶で
素晴らしかったー。もしや、ルコント監督はああいう女性が好みなのでは?と疑いの眼差しを持ってシモタヨー

CINRA.NET 自殺用品店営む一家の物語、パトリス・ルコントの初アニメ映画『スーサイド・ショップ』
『「ミシマ」や「マリリン」など自殺した有名人を思い起こさせる登場人物の名前やミュージカルの歌詞など、随所に織り交ぜられたブラックユーモアや、飛び出す絵本のようなファンタジックな映像なども見どころとなる。』

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※自殺が日常茶飯事になりすぎたので、公の場所以外でなら合法になってるという世界観がまず新鮮!?
公道で自殺した人への対処もワロタ。まるで、駐車禁止の車両のごとく、違反切符を遺体に貼り付けて、そ
れでおしまい!なのだ。そのあと誰がどないするっちゅうねん!!いやー、実にシュールで興味深い~

朝日新聞デジタル 演技に哀感、歌に喜び アニメ「スーサイド・ショップ」
『自殺が相次ぐ暗い大都会で、ある一家が毒薬、カミソリ、首つりロープなど自殺用品を扱う店を営む。ハラキリセットを薦める店主のミシマら一家4人は、自殺したとされる有名人の名を持ち、陰気でネガティブ思考。しかし、新たに生まれた男の子が太陽のように陽気だったため、家業に大きな影が差す。/原作はジャン・トゥーレの小説。バンド・デシネ(仏語圏のコミック)作家という経歴も持つルコントは、自らキャラクターをスケッチし、制作チームに細かな指示を出し映像化した。「カット割りをし、背景や衣装を決め、演技を指示した。いつもと同じです」』

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※「ハラキリ」を薦める、店主のミシマ。三島由紀夫へのリスペクトを強く感じて、複雑な心境になるヤー

eiga.com 『スーサイド・ショップ』 メイキング映像』
※キャラクター造形、吹き替え、音楽などへのこだわりが非常~~~によく伝わってくる特典映像!貴重~
絵コンテの進化した形に感心したぁーーー。30年前とは、はるかに進化しているんだネー

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※ところどころに、手抜きの(?)キャラが混じってるのも若干、期待はずれだった部分。
カウンセリングの先生(たぶん日本人設定)の作画クオリティとか、信じられん稚拙さだったがなー、
アレって狙いなのかしらん?大体からして、店主の夫婦のビジュアルと次男のアランのビジュアル
が違いすぎて違和感アリアリだったげナァ~~~~(ツッコむとこ細かすぎ?)

MOVIE Collection パトリス・ルコント監督インタビュー
『Q:原作者のジャン・トゥーレは原作の結末をあなたが変えると確信していたそうですね。/監督:不思議なのですが、原作を読んだ時は結末に違和感を覚えませんでした。しかし、映画への脚色を考えて原作を読むと、結末が非道すぎると感じました。筋が通っていない印象を受けました。作中、一貫して自殺反対を唱えている少年が、最後に全く反対のことをするのです。いくらアニメーション映画でも、ラストシーンに空中に飛んで命を絶つ少年を見せるのはどうかなと思いました。その時にポジティブな方向へ思いっきり変換したいと思いました。結局、楽観主義なキッチュとも言える結末にすることにしました。皮肉とも思えるほど幸福感でいっぱいにしようと、例えるなら陽気で悲惨なマシュマロのような結末です。(中略)/Q:完成作について、原作者のトゥーレは「殺人的」と称していて、「爆弾だ」という人もいましたよ。/監督:そんな風に言ってくれるとは嬉しいですね。私はこの映画を不正で破壊的、しかしとてもおかしな映画だと思います。ティム・バートンの影響を受けすぎていないといいのですが。いつか、この映画を彼に見てもらいたいですね。』
※「陽気で悲惨なマシュマロ」www 言い得て妙な喩えですねー。最後にアラン少年がダイブする原作も、機会があれば読んでみたいと思います~。それこそ、フランス映画的な終わり方になっているかも知れませぬー

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※ルコント監督のお写真、、、そしてはい、次のキャラクター見てー、ドン!

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※これは、監督自身をモデルにしてるよなー。目元のあたりとかソックシやもんー。最後の最後に
このキャラが問題行動に出る。たぶん、賛否両論分かれると思われる。因みにワッチは、やや擁護派。
先にも書いたように、アランのイタズラが絡んでのラストの展開ならば無問題だったー。何のことか
気になる人は、DVDで探してきてみてチョー。独特の雰囲気で、フランス映画好きなら、損はしない
作風だと思うものナリー。上記の予告編を観て嫌悪感を抱いた人はやめといた方がイイカモー。

クリエイターズ ステーション ミニ・シネマ・パラダイス 市川 桂
→『人々は悲観しています。ただ悲観が度を過ぎると、観ているこっちとしては「もっと頑張れば良いことあるよ」とも思うし、物語はアランを起点に、最終的には前を向こうとしていきます。そしてアニメであるおかげで、悲観的な題材ながらどこか面白おかしく観れてしまう。生きる気力に乏しいような人にスポットライトを当てる、紛れもないパトリス・ルコントの映画でした。3Dである必要は・・・どちらともいえない感じではありましたが。笑』
※3Dが活きるのは、冒頭と終盤に登場する、「鳩の飛翔シーン」ぐらいじゃないのかねぇ~~~?
うん、2Dで十分!DVDで十分!じゅう~~~~ぶん、楽しめるエンタメの秀作だと思いまっすーーー

2月2日の雑学問題は・・・?(簡略解答は一番最後に!)

Q:瓶ビール大瓶の容量はなぜ633mlなのか?

(解説)瓶ビールの大瓶の容量は633mlと、中途半端な数字であるがなぜだろう?/明治時代、国産ビールが製造されるようになった当時は、瓶の容量が各社でまちまちだった。しかし昭和19年(1944)、政府がビール1瓶ごとに酒税をかけることにしたため、容量を統一する際、一番容量の少ない瓶に合わせることになった。それが3合5勺1才。メートル法に換算すると633.16mlとなるのだー。

オコタエ~(o ̄∇ ̄)σ 容量をメートル法に換算したから



関連雑学

・ビールの王冠のギザギザは21個。三点で支えると一番安定が良い事から3の倍数で幾度もテスト。結果は21個がベストである事が分かった。21個のギザギザはJIS(日本工業規格)になっている!

関連動画

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