eiga.com 作品情報 『お嬢さん乾杯!』
コミカルな会話の応酬、上流階級の親戚たち(特にお婆様)が繰り出す皮肉に苦笑い、
そして二人の恋の行方にやきもきしつつ・・・。最後まで飽きずに見届けたよーーーぅ
■解説:製作は「火の薔薇」「銀座新地図」の小出孝。「わが生涯のかがやける日」「嫉妬(1949)」の新藤兼人の脚本で「破戒(1948 木下恵介)」につぐ木下恵介が演出する。カメラも「破戒(1948 木下恵介)」の楠田浩之が当たる。出演者は「初夜ふたたび」の佐野周二、「幸福の限界」の原節子、「鐘の鳴る丘 隆太の巻」の佐田啓二、「緑なき島」でカムバックした森川まさみ、坂本武に俳優座の青山杉作、東山千栄子、村瀬幸子、永田靖らが出演する。
■ストーリー:自動車の修理業をやっている圭三の所へ得意先の佐藤専務が縁談を持ち込んだ。相手は池田泰子という華族の令嬢だが、提灯に釣り鐘だと圭三は問題にしないが、熱心な佐藤に口説かれてとにかく見合いという事になった。さて見合いをしてみると泰子は予想した高慢なお嬢さんでなく圭三はすっかり好きになった。佐藤から結婚承諾の返事を聞いた圭三はものすごい上機嫌。新調の服、新しい靴、派手なネクタイをしめて池田家を訪問した。圭三は泰子の家族の人達に紹介された。皆善い人達ばかりである。だが家族の中で一人だけかけているのは泰子の父の浩平である。浩平は詐欺事件の側杖で刑務所に送られていた。そして池田邸も百万円の抵当に入ってその期間はあと三月だと佐藤から聞いた圭三は金の為の結婚であったかと失望するが、泰子へ対する愛情は深まった。圭三は泰子と帝劇へバレエ見物に出かけ、初めて見る世界に感涙する。その帰途に立ち寄った拳闘試合では泰子も昂奮するのだった。泰子の誕生日を祝って圭三はピアノを泰子に贈った。泰子の弾くショパンの曲が良いのか悪いのか判らない圭三はガラガラ声を張り上げて故郷の民謡を歌った。(以下略)
■スタッフ:/監督 木下惠介 /脚本 新藤兼人 /製作 小出孝 /撮影 楠田浩之 /美術 小島基司 /音楽 木下忠司 /録音 大野久男 /照明 豊島良三
■キャスト:佐野周二 原節子 佐田啓二 坂本武 村瀬幸子 永田靖 東山千栄子 森川まさみ 青山杉作
■作品データ:/製作年 1949年 /製作国 日本 /配給 松竹 /上映時間 89分
※『はじまりのみち』で木下恵介監督を演じた加瀬亮がイチオシしていた作品♪■ストーリー:自動車の修理業をやっている圭三の所へ得意先の佐藤専務が縁談を持ち込んだ。相手は池田泰子という華族の令嬢だが、提灯に釣り鐘だと圭三は問題にしないが、熱心な佐藤に口説かれてとにかく見合いという事になった。さて見合いをしてみると泰子は予想した高慢なお嬢さんでなく圭三はすっかり好きになった。佐藤から結婚承諾の返事を聞いた圭三はものすごい上機嫌。新調の服、新しい靴、派手なネクタイをしめて池田家を訪問した。圭三は泰子の家族の人達に紹介された。皆善い人達ばかりである。だが家族の中で一人だけかけているのは泰子の父の浩平である。浩平は詐欺事件の側杖で刑務所に送られていた。そして池田邸も百万円の抵当に入ってその期間はあと三月だと佐藤から聞いた圭三は金の為の結婚であったかと失望するが、泰子へ対する愛情は深まった。圭三は泰子と帝劇へバレエ見物に出かけ、初めて見る世界に感涙する。その帰途に立ち寄った拳闘試合では泰子も昂奮するのだった。泰子の誕生日を祝って圭三はピアノを泰子に贈った。泰子の弾くショパンの曲が良いのか悪いのか判らない圭三はガラガラ声を張り上げて故郷の民謡を歌った。(以下略)
■スタッフ:/監督 木下惠介 /脚本 新藤兼人 /製作 小出孝 /撮影 楠田浩之 /美術 小島基司 /音楽 木下忠司 /録音 大野久男 /照明 豊島良三
■キャスト:佐野周二 原節子 佐田啓二 坂本武 村瀬幸子 永田靖 東山千栄子 森川まさみ 青山杉作
■作品データ:/製作年 1949年 /製作国 日本 /配給 松竹 /上映時間 89分
コミカルな会話の応酬、上流階級の親戚たち(特にお婆様)が繰り出す皮肉に苦笑い、
そして二人の恋の行方にやきもきしつつ・・・。最後まで飽きずに見届けたよーーーぅ
☆レビューブログその1
“わが谷は緑なりき”~私の映画ノート お嬢さん乾杯!
→『この映画が制作された昭和24年の東京。大都市のど真ん中の交差点では、警察官が手信号で、交通整理をしていました。そんなのどかな時代もあったことをしみじみと思いながら、鑑賞しました。ラストは、見る人に「この先はご想像ください」と言わんばかりに、突然『愛染かつら』のテーマ曲が流れ、余韻を残して終了します。/洒落た終わり方だな、と思ったのですが、映画の解説を読んでいると、実はこの先もう少し物語は続いていたよう。「そちら」の終わり方も、見てみたい気になりました。/疲れていた心を元気にしてくれた、優しさに満ちた日本映画。生誕百年、木下恵介の世界、いいですね…。』
“わが谷は緑なりき”~私の映画ノート お嬢さん乾杯!
→『この映画が制作された昭和24年の東京。大都市のど真ん中の交差点では、警察官が手信号で、交通整理をしていました。そんなのどかな時代もあったことをしみじみと思いながら、鑑賞しました。ラストは、見る人に「この先はご想像ください」と言わんばかりに、突然『愛染かつら』のテーマ曲が流れ、余韻を残して終了します。/洒落た終わり方だな、と思ったのですが、映画の解説を読んでいると、実はこの先もう少し物語は続いていたよう。「そちら」の終わり方も、見てみたい気になりました。/疲れていた心を元気にしてくれた、優しさに満ちた日本映画。生誕百年、木下恵介の世界、いいですね…。』
※公開された1949年と言えば、終戦からわずか4年後。なのに、この明るさはどうだ!
東京の街の復興ぶりも予想以上で・・・いや、そもそも邦画という雰囲気ではまるでなかった。
ヨーロッパ映画を見ているような感覚に、何度も陥る。やはりマドンナの、原節子さんの、日
本人離れした美貌による部分が大きいんだろうな~♪
東京の街の復興ぶりも予想以上で・・・いや、そもそも邦画という雰囲気ではまるでなかった。
ヨーロッパ映画を見ているような感覚に、何度も陥る。やはりマドンナの、原節子さんの、日
本人離れした美貌による部分が大きいんだろうな~♪
※佐野周二さん(関口宏のお父さん)と佐田啓二さん(中井貴一のお父さん)の兄弟のやりとりが
飄々としていて面白かったナァー
☆レビューブログその2
yymoon 音楽、カメラ、写真、映画、オーディオ 木下恵介監督 「破れ太鼓」「お嬢さん乾杯」
→『田舎者で成り上がりの青年佐野と深窓の令嬢原とのかみ合わない会話がとても面白いです。婚約者佐野を前にして、原の家族が無意識に交わす浮世離れしたブラックジョークもたまらなく面白かったです。終盤、原がバーのマダム村瀬幸子に言うセリフが泣かせます』
yymoon 音楽、カメラ、写真、映画、オーディオ 木下恵介監督 「破れ太鼓」「お嬢さん乾杯」
→『田舎者で成り上がりの青年佐野と深窓の令嬢原とのかみ合わない会話がとても面白いです。婚約者佐野を前にして、原の家族が無意識に交わす浮世離れしたブラックジョークもたまらなく面白かったです。終盤、原がバーのマダム村瀬幸子に言うセリフが泣かせます』
※木下監督と原節子のコンビとなる作品は、本作だけなんですねーーー。こりゃ惜しいっ
☆レビューブログその3
PUSH-PULL 木下恵介+原節子=お嬢さん乾杯
→『木下恵介は途中でテレビへ転向してしまったが、それまでに「カルメン故郷に帰る」「二十四の瞳」「喜びも悲しみも幾年月」「楢山節考」「衝動殺人・息子よ」など良い映画を沢山作っている、彼が「お嬢さんに乾杯」のような喜劇を作っていたことが驚きで、なんと原節子がつまずいて倒れると言うギャグまでやってくれているのであります、まさにドタバタ喜劇なのかもしれません』
PUSH-PULL 木下恵介+原節子=お嬢さん乾杯
→『木下恵介は途中でテレビへ転向してしまったが、それまでに「カルメン故郷に帰る」「二十四の瞳」「喜びも悲しみも幾年月」「楢山節考」「衝動殺人・息子よ」など良い映画を沢山作っている、彼が「お嬢さんに乾杯」のような喜劇を作っていたことが驚きで、なんと原節子がつまずいて倒れると言うギャグまでやってくれているのであります、まさにドタバタ喜劇なのかもしれません』
※この、何ともいえない困り顔が、最高にキュートでありんすー
☆今年1月にお芝居になっていた模様~~♪
※お話の締めくくり方も、小粋で素敵!余韻が残るエンドマークってこういうのを言うんだねー
「お嬢さん乾杯!」と快哉を叫びたくなること必至のエンディングと言えましょうーー
◎オマケ!「人間になる」に関連する言葉あれこれ
だらだらと人生を送っていると、品性の劣った人間になる by 斎藤茂太
自分はこの程度の人間だ と思った瞬間、それ以上の人間になることが出来なくなります by ヘレン・ケラー
「人間が本能にコントロールされる」という主張は、人間を動物扱いしている。人間は訓練によって「人間になる」のであって、放っておいて勝手に「大人」になるわけではない。そもそも、人間ほど子ども時代が長い動物はいないのだ by 水野阿修羅
ケダモノじみたヤツはいくらでもいる!本物のケダモノになるか人間になるかの分かれ道にいるヤツがね by デビルマン(「デビルマンレディー 3」より)
毎年われわれがひとつの悪徳を退治したならば、われわれはやがて完全な人間になるであろう by ケムピス (「キリストのまねび」より)
優れた人間になるには、誠実な友か、徹底した敵を持たねばならない by ナポレオン・ボナパルト
世の中を知るゆうことは、みんなあと同じような人間になることではないがぞね by 坂本乙女 (「龍馬伝」より)
より良い人間になると、暮らしも良くなるって言うよ・・・ by チャーリー・ブラウン
●♪~はやく人間になりたいっ!!!~♪
・妖怪人間ベムの歌 ハニー・ナイツ
・妖怪人間ベムの歌 ハニー・ナイツ
●♪~もう人形なんていやだ ボク人間になりたいよ~♪
・ボクは悲しい木の人形 「樫の木モック」挿入歌 かおりくみこ
・ボクは悲しい木の人形 「樫の木モック」挿入歌 かおりくみこ
●早く人間になりたいッ! 笑福亭鶴瓶