年度・団体【2013年・ノア他・日本武道館】 |
カテゴリー【引退】 |
見出し:『鉄人・小橋建太が引退』 |
◎関連書籍、ニュース記事、試合動画、など。
●小橋引退試合の後
Amazon 小橋建太 鉄人伝説~永遠のGRAND SWORD~(本編3枚組) -DVD- 小橋建太 (出演)
→『■内容(「キネマ旬報社」データベースより):怪我や病気と戦いながらも不屈の精神でリングに戻って来た“鉄人”小橋健太の栄光の軌跡をたどるDVD。全日本プロレス時代の三冠戦や四天王対決、ノアでのGHCヘビー戦、GHCタッグ戦など、名勝負の数々を小橋本人へのインタビューと共に振り返る。/■登録情報:/出演 小橋建太 /形式 色, ドルビー /言語 日本語 /リージョンコード リージョン2 /ディスク枚数 3 /販売元 バップ /発売 2013/05/11 /時間 505 分 /おすすめ度 5つ星のうち 3.9
/■カスタマーレビュー:タァー 5つ星のうち5.0 「三沢の必殺技をすべて受けきる肉体」2013年6月10日・・・3.1武道館GHCヘビー級選手権試合収録。テレビ中継を観て、まだ3月なのに「年間ベストバウトや!」とつぶやいたことを思いだします。今となっては生涯ベストバウト。後にも先にもこれ以上の試合は観られない。全日時代から数々の強豪からスリーカウントを奪ってきた三沢の歴代必殺技がすべてこの1試合に集約されています。ワンツーエルボー、タイガースープレックス’85、タイガードライバー91、エメラルドフロウジョン、そしてタイガースープレックス2003!花道から場外への旋律のタイガースープレックス。矢島アナが「死んでしまう~」と叫んだのも納得。テレビを観ていて、このままリングアウト決着でも十分納得できた。それでも小橋は立ち上がってきた。三沢のすべての技を鍛え上げられた肉体で耐え切り、小橋は立ち上がってきた。DVDを購入してから何度も何度も繰り替えし観ています。買ってください!そして観てください!小橋建太を!』
→『■内容(「キネマ旬報社」データベースより):怪我や病気と戦いながらも不屈の精神でリングに戻って来た“鉄人”小橋健太の栄光の軌跡をたどるDVD。全日本プロレス時代の三冠戦や四天王対決、ノアでのGHCヘビー戦、GHCタッグ戦など、名勝負の数々を小橋本人へのインタビューと共に振り返る。/■登録情報:/出演 小橋建太 /形式 色, ドルビー /言語 日本語 /リージョンコード リージョン2 /ディスク枚数 3 /販売元 バップ /発売 2013/05/11 /時間 505 分 /おすすめ度 5つ星のうち 3.9
/■カスタマーレビュー:タァー 5つ星のうち5.0 「三沢の必殺技をすべて受けきる肉体」2013年6月10日・・・3.1武道館GHCヘビー級選手権試合収録。テレビ中継を観て、まだ3月なのに「年間ベストバウトや!」とつぶやいたことを思いだします。今となっては生涯ベストバウト。後にも先にもこれ以上の試合は観られない。全日時代から数々の強豪からスリーカウントを奪ってきた三沢の歴代必殺技がすべてこの1試合に集約されています。ワンツーエルボー、タイガースープレックス’85、タイガードライバー91、エメラルドフロウジョン、そしてタイガースープレックス2003!花道から場外への旋律のタイガースープレックス。矢島アナが「死んでしまう~」と叫んだのも納得。テレビを観ていて、このままリングアウト決着でも十分納得できた。それでも小橋は立ち上がってきた。三沢のすべての技を鍛え上げられた肉体で耐え切り、小橋は立ち上がってきた。DVDを購入してから何度も何度も繰り替えし観ています。買ってください!そして観てください!小橋建太を!』
【今日のことば】「一匹多いぞ。俺は家を出る!」――大佛次郎(オサラギジロウ) |
【解説】
えー、一席おつきあい願います。猫好きの文豪ってえと、たいがいのお客さまが、夏目漱石を頭に思い浮かべるかもしれません。なんせ、漱石先生には、ご存知、あの『吾輩は猫である』っていう名作がございますからね。だけど、漱石先生、見方によっては、ちょっとクールに猫とつき合っていたようにも思えます。というのも、飼い猫にとうとう名前をつけてやらなかった。「吾輩は猫である。名前はまだ無い」ってのは、あの名作の有名な書き出しですが、小説そのままに、家の飼い猫にも名前をつけてやらなかったんでございます。
一方で、飼い犬には、「ヘクトー」という立派な名前をつけています。ヘクトーですよ。ポチとかシロなんて、そこらに転がってるような名前じゃない。ヘクトー。トロイの木馬が出てくる古代ギリシアの叙事詩『イーリアス』に登場する英雄の名前だってんですから、やっぱりワタシらとは、学が違いますねえ。流れ石。いや、さすがです。じゃあ、文壇における真の猫好きは誰か……。いろいろ候補はありましょうが、本日は『鞍馬天狗』で名高い大佛次郎のお話をご紹介させていただこうかと存じます。
この先生は、そりゃもう、たいへんな猫好きでした。奥様は元女優の美しい方で、夫婦仲もよろしかったようですな。かたや大佛先生も、身長180 センチのすらりとした長身で、スポーツ万能。ご夫婦で、テニスやスキー、ヨットなんかを楽しまれたそうです。絵に描いたような美男美女が、優雅にスポーツを楽しむ姿は、いやあ、想像しただけでも眩しくなりますね。こう、なんか、思わず、目を細めちまいますねぇ。えっ、なんですって、もともと五木ひろしみたいな細い目だから、おんなしだって。余計なお世話ですよ。
さて、この元女優の奥様が、先生に負けず劣らずの猫好き。「愛猫家」ってやつでした。自然と家には猫が増えて、いつのまにやら10匹以上の猫が自宅にいるような暮らしになっていきました。ご夫婦の間にはお子さんもありませんでしたから、子供を見るような目で猫たちを育てていらっしゃったのかもわかりません。いくら好きでも、野放しにしておくと、捨て猫がいついたりして際限なく頭数が増えてしまう恐れがあります。一家の主としては、歯止めをつくることも必要ではないか。そう考えた大佛先生は、あるとき、奥様に対してこう宣言しました。「猫は15匹が限度。それを超えたら主人の俺の方が家を出るからな!」
何もそんなに威張って言うようなことでもないと思うんですが、奥様の方もともかく「わかりました」と応じます。先生も、けっして無茶な数字を言ってるわけではありませんからね。そうして、しばらくは、夫婦ふたりと猫10数匹の、平穏な暮らしが続いていったのです。ところが、それから何か月かが過ぎたある朝のことです。猫たちは、いつものように奥様が用意した餌を無心に食べていました。可愛いもんです。珍しく早起きした大佛先生がそばにやってきて、その猫たちの姿をやさしい眼差しで見つめます。そして、なんとなく口の中で猫の数をかぞえてみます。「1、2、3、4……、13、14、15、あれ」/先生、ちょっと険しい顔になって、もう一度数えてみます。「1、2、3、4……、13、14、15、16」/そう、あろうことか16匹いたのです。自ら宣言した規約の手前がありますから、先生は意を決したように奥様に言います。「一匹多いぞ。俺は家を出る!」そのとき、奥様、すこしも慌てず、向こうの端の猫を指さすようにして。「その猫は、よそからお招きしたお客さま。御飯を食べたら帰ることになっています」これがほんとの招き猫。おあとがよろしいようで……。
●大佛次郎記念館「ねこ」
※スマートな猫の像ですな。
Cat Press 最新猫ニュース 2017年2月24日 新刊紹介「大佛次郎と猫」、500匹の猫と暮らした昭和の文豪
→『猫を愛した作家・大佛次郎のエピソードや所蔵品などを収録した書籍、「大佛次郎と猫」が2月17日に発売されました。
大佛次郎は鞍馬天狗シリーズや赤穂浪士、パリ燃ゆ、天皇の世紀などの作品で知られる国民的作家ですが、家には常に10匹以上の猫がたむろしていて、一緒に住んだ猫の数は500匹を超えると言われるほど猫好きな作家としても知られています。猫にまつわる読み物は60編ほど残していて、随筆集「猫のいる日々」や、童話「スイッチョねこ」は今なお多くの人々に読まれているロングセラーです。/本書は、そんな彼が収集した猫の人形や絵など、300点にものぼる所蔵品の中から厳選し、心温まるエッセイや猫の写真と共に収録した書籍。大佛自身、猫は趣味で飼っているのではなく生活になくてはならない伴侶だと述べていますが、読み進めるに連れてその真意が伝わってくる内容となっています。4章で構成されている本書のうち1章では、さまざまなエピソードを交えながら大佛家の「猫との暮らし」が紹介されています。
散歩の度に捨て猫がいれば拾ってきてしまうほどの猫好きだった大佛次郎は、近所に猫好きなことが知れ渡っていたため、敷地内に勝手に猫が捨てられていることも多かったと言います。また捨てられた猫を奥さんが拾ってしまうため猫の数がどんどん増えていき、たまりかねた大佛は一度に猫を飼う数は15匹までと定員を設けるまでに。またある時は、風呂に入ろうとすると浴槽の蓋の上に猫が寝ていたため、「おい、どけよ」と語りかけるのですが、一向にどく気配がないと分かると、桶に湯を汲んで自らの身体に浴びはじめ、温まったら湯船に浸からず浴室から出ていってしまいます。
猫が居心地良さそうに蓋の上で暖まっているところを無理にどかすのは忍びない、という心境は、猫好きな人であれば共感してしまう方も少なくないのではないかと思いますが、そんな心がほっこりしてしまうようなエピソードがいくつも綴られています。(後略)』
→『猫を愛した作家・大佛次郎のエピソードや所蔵品などを収録した書籍、「大佛次郎と猫」が2月17日に発売されました。
大佛次郎は鞍馬天狗シリーズや赤穂浪士、パリ燃ゆ、天皇の世紀などの作品で知られる国民的作家ですが、家には常に10匹以上の猫がたむろしていて、一緒に住んだ猫の数は500匹を超えると言われるほど猫好きな作家としても知られています。猫にまつわる読み物は60編ほど残していて、随筆集「猫のいる日々」や、童話「スイッチョねこ」は今なお多くの人々に読まれているロングセラーです。/本書は、そんな彼が収集した猫の人形や絵など、300点にものぼる所蔵品の中から厳選し、心温まるエッセイや猫の写真と共に収録した書籍。大佛自身、猫は趣味で飼っているのではなく生活になくてはならない伴侶だと述べていますが、読み進めるに連れてその真意が伝わってくる内容となっています。4章で構成されている本書のうち1章では、さまざまなエピソードを交えながら大佛家の「猫との暮らし」が紹介されています。
散歩の度に捨て猫がいれば拾ってきてしまうほどの猫好きだった大佛次郎は、近所に猫好きなことが知れ渡っていたため、敷地内に勝手に猫が捨てられていることも多かったと言います。また捨てられた猫を奥さんが拾ってしまうため猫の数がどんどん増えていき、たまりかねた大佛は一度に猫を飼う数は15匹までと定員を設けるまでに。またある時は、風呂に入ろうとすると浴槽の蓋の上に猫が寝ていたため、「おい、どけよ」と語りかけるのですが、一向にどく気配がないと分かると、桶に湯を汲んで自らの身体に浴びはじめ、温まったら湯船に浸からず浴室から出ていってしまいます。
猫が居心地良さそうに蓋の上で暖まっているところを無理にどかすのは忍びない、という心境は、猫好きな人であれば共感してしまう方も少なくないのではないかと思いますが、そんな心がほっこりしてしまうようなエピソードがいくつも綴られています。(後略)』