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『変態だ』みうらじゅんー安齋肇コンビによるゲテモノ映画

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eiga.com 作品情報 『変態だ』
■解説:企画&原作・みうらじゅん、長編映画初監督となる安齋肇のコンビで製作されたロックとポルノをテーマにした青春映画。一浪の末、都内の大学に進学したごく普通の男。特別な才能があるわけでもない男は、たまたま参加したロック研究会でのバンド活動をきっかけに、ミュージシャンとしての道を歩みだす。やがて結婚し、妻と息子との普通な家族生活を送るが、その一方で男は学生時代から続く薫子との愛人関係を断てずにいた。ある日、地方でライブの仕事が入り、男は愛人を連れて旅行気分で出かけていった。ライブがスタートし、ステージに立った男の目に飛び込んだのは、そこにいるはずのない妻の姿だった。主人公の男を演じるのは、シンガーソングライターとして活躍し、本作では音楽も担当する前野健太。妻役を白石茉莉奈、愛人役を月船さららがそれぞれ演じる。みうらは作家の松久淳とともに脚本も担当。
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■スタッフ:/監督 安齋肇 /企画 みうらじゅん /原作 みうらじゅん /脚本 みうらじゅん 松久淳 /製作 井田寛 /プロデューサー 今井亮一 松岡周作 /協力プロデューサー 深田誠剛 鈴木嘉弘 /ラインプロデューサー 山本礼二 /撮影監督 三浦憲治 /撮影 角野広和 /整音 深田晃 /美術 寺尾淳 /特殊造型 高橋勇也 杉山桂太 /特殊メイク 高橋勇也 杉山桂太 /VFX 本多秀正 /スタイリスト 田口慧 /ヘアメイク 吉田友美 /ぬいぐるみデザイン 松尾レミ /縄見ミスト 織田信縄 /Fetish observer BOOKER /編集 平野一樹 /オンライン編集 原みさほ /音楽監督 古田たかし /音楽 前野健太 小野瀬雅生 サワサキヨシヒロ 梅津和時 /レコーディングエンジニア 箕輪勝利 /エンディング作曲 亀本寛貴 /音響効果 渋谷圭介 /カラリスト 関谷和久 /題字 佐藤啓樹 /スチール 佐藤早苗 /助監督 渡邊祐示
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■キャスト:/前野健太(その男) 月船さらら(薫子) 白石茉莉奈(妻) 奥野瑛太(木目先輩) 信江勇(アフロ先輩) Shige(オッサン先輩) 玉手峰人(仙人) 山本圭祐(村のイベント屋) ウクレレえいじ(ウクレレえいじ) 田口かすみ(現金書留A) 岸波紗世子(現金書留B) 宮藤官九郎(村の警官) 市川しんぺー(村の警官) 星野恵亮(河川敷の警官) 桜井秀俊(村の猟友会)
■作品データ:/製作年 2015年 /製作国 日本 /配給 松竹ブロードキャスティング、アーク・フィルムズ /上映時間 76分 /映倫区分 R18+
オフィシャルサイト
eiga.comニュース 安齋肇、初監督作の初日にやっぱり遅刻!みうらじゅん「もう僕が撮ったでいいでしょ」
→『みうらじゅんが企画・原作、イラストレーターの安齋肇が初監督を務めたR18指定の青春映画「変態だ」が12月10日、全国6スクリーンで封切られ、みうらと安齋監督、主演の前野健太、共演の月船さらら、白石茉莉奈、ウクレレえいじ、桜井秀俊が東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。
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/定刻通りにみうらが先陣を切って登壇したものの、“遅刻魔”で知られる安齋監督は不在。みうらは「すみません、遅刻していて……」と頭を下げ、安齋監督のモノマネをしながら「初日を迎えてとてもうれしいです」と代理で喜びを語った。そして「もう、僕が撮ったということでいいでしょう」と苦笑すると、満場の客席から大きな拍手が上がった。開始から約5分が経過した時点で、安齋監督は身を低くして登場した。走ってきたのか、息も絶え絶えで「すごく道が混んでいて……」と釈明するのが精いっぱい。記念すべき公開初日にも関わらず遅刻したことを「本当にすみませんでした」と陳謝し、「今日はありがとうございます! 喜びで、ほぼ泣いています。製作開始から1年半、2年近くかかって、そこまでかかっていないか。1年くらいで、やっとここまで来られました」と述べた。
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/ロックとポルノがテーマの今作は、平凡なミュージシャンの男(前野)が、妻(白石)と愛人(月船)との間で揺れ動く姿を描く。情緒あふれる作風なだけに、みうらは「安齋さんはすごくスタイリッシュな一面があるんです。この映画はジム・ジャームッシュや若松孝二の匂いがしますが、安齋さんは多分1本も見たことないでしょう。見ていなくてできるということは、やっぱりセンスが良いんでしょう」と手腕を称賛した。/さらに映画初主演を飾った前野は、「“変態だ”というのは、魔法の言葉なんです」と言葉に力を込め、「ロックンロールと一緒なんです。危ない局面で“変態だ”と唱えると、人生は大したことない、と勇気が沸きます」と熱っぽく話す。一方で、妻役の白石が「私の本職はセクシー女優ですが、(絡みのシーンでは)普段通りの演技じゃダメだと不安に思っていました。でも、前野さんとはキスがすごく合って、そこから何の不安もなく出来て良かったです」とほほ笑むと、前野は自身の胸に手を当て恍惚の表情。安齋監督も「キ、キスが合うというのは、業界用語ですか!?」とドギマギしていた。』
※「ヘンタイ」をキーワードに持ってくるあたり、斬新だな~~~~、と一瞬
思うも、いや、『愛のむき出し』で園子温監督が既に使ってるわ!、と気付き、
もうそのことには触れないようにしよう、と思ったーーー。

●予告編

※タモリ倶楽部で適当な相槌を打ってるだけの人、という認識から、
格上げされた感の強い安齋肇さん!スゲエ文学作品の格調を感じた。

CINRA NET 初ポルノを撮ったみうらじゅん&安齋肇が、憧れの「変態」を語る
『みうらじゅんと安齋肇という気心知れたゴールデンコンビが、この2016年に懐かしい響きすら感じる「ポルノ映画」を制作した。タイトルはそのものずばり「変態だ」。主演にミュージシャンの前野健太を迎え、仲のいい二人が原作と監督を分担して制作したという本気の咆哮。内容を想像するに完全なエロ映画だと思いきや、その全貌はどうやら少し様⼦が違うようだ。/この映画は、我々の誰にも言えない恥ずかしい過去や日常生活の裏に隠し持っている朧げな本能、忘れてしまいたいがまだ整理できずにいる感覚の蓋をこじ開けるかもしれない。各所で話題の「変態だ」に秘められた本意を、常識の範囲外を選んで突き進む二人に尋ねた。
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―お二人が映画「変態だ」に込めた想いというのは一体どんなものだったのか、というところからお話を伺っていきたいと思います。/安齋:何を込めたんですか?/みうら:家庭に縛られるのか、縄に縛られるか、ですね。/安齋:どっちかですよね(笑)。―この映画の主人公である、前野健太さんが演じるミュージシャンは、妻と息子がいながらも愛人との関係を断てない、という役どころですね。/みうら:彼は音楽の仕事で生計を立てていて、一般的な幸福に足を踏み入れつつも、同時に疑問も持っている。その主人公が、映画を通して自分で自分の正体を明かしていく行為が、都合のいい自分を見つける「自分探し」と違って、「自分なくし」になるような気がしていて。自分を暴露していったときに、自分は本当に何がしたいのか、何を想うのか? ということが見えてくる気がするんです。―確かにそうですね。/みうら:一見、家庭的で可愛らしく見える主人公の奥さんのほうが本当はしたたかで、愛人のほうが純情かもしれない。すべては藪の中でよく分からないですよね。結果、余計に自分自身が分からなくなる。そういう分からなさを音楽を通して追求するのが、この映画の主人公のやっていることなんです。―なるほど。/みうら:いざ裸一貫になったときに他人はどう思うのか?とか、自分はどうするか?ってことを突き詰めたときに、その最終的な姿というのが、いろいろなことに縛られていたときよりも、自由に見えたり、幸せに思えたり、かっこいいんじゃないかって感じられるような映画を安齋さんに撮ってもらいたかったんですよ(笑)。―それを受けて安齋さんは?/安齋:はじめにみうらさんからもらった脚本を読んだとき、この映画の全体像が分からないというか、何が起こっているのか整理できなかったんです。でも、できごとがそのままどんどん流れていって、全く変な方向にいってしまう、というのをどのようにまとめようかと思ったときに、「あ、わけの分からないままのほうが面白いな」って思ったんですよね。―というのは?/安齋:僕自身は昔、洋楽ばかり聴いていたんですが、英語を分からないなりに感じて、理解しようと思っていたんですね。でもすごく頑張ったにもかかわらず、結局あとで訳詞を見たら、全然理解できていないことが分かった。それと同じように、18歳ぐらいの頃に見ていたポルノ映画って、すごく斬新だったんです。見ている側を混乱させて、その意味すら考えさせないぐらいに世界観を拡大させて、ぷっつり終わってしまう。部屋を掃除し始めたら結局、ただ単に散らかっただけみたいな、そんな感じのポルノ映画が沢山あったんですよ。最近はいろんなことが親切になって、何でも調べればすぐに分かるし、行きたい場所にもすぐに行けるし、すごく簡単に手に入るようになった。そこに「僕らのときはもっと大変だったのに!」というジェラシーがあって、ちょっとだけ意地悪な意図も込めて、意味が分からないほうが映画本来の持っている力が出るんじゃないかと思いました。だから僕のテーマは、「意味を付けない」ということかな。/みうら:まじめか!(笑)
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―昔のポルノ映画の影響が今作にあるんですね。/みうら:僕たちが高校生の頃、つまり1960年代後半~70年代のピンク映画は、今では有名な監督が実験的に撮っていた作品が沢山あったんです。わけが分からないオチだったり、説明をすっ飛ばしていたりするんですよ。/ポルノが撮りたくて作っているんじゃなくて、その人が撮りたい世界観をただ撮っただけっていう作品が、三本立て(昔は複数の作品を1つの劇場で上映していた)の中にポンっと入っていた。当時は結構苦手だったはずなんだけど、僕らの世代はそれが心のどこかにひっかかっているんです。それが今、芸術と言われているやつだと思うんですけど、それが宿命みたいに脳裏に残っている(笑)。/安齋:あれは何だったんだろう。/みうら:そう。「あれは何だったんだろう」というのがあって! 安齋さんが言ったとおり、当時のロックも「あれは何だったんだろう」という人たちがいたし、面白かった。それが今の時代にはないんですよね。今全部、安齋さんが言ったことの説明をしているんだけど……!/安齋:ふふふ(笑)。ありがとうございます。/みうら:全部結論が出ている時代に、結論を出さないことが面白いって、たぶん監督はおっしゃったのだと思います(笑)。「この映画は既婚者じゃないとグッとこない」と語る、まるで夫婦のような二人。具体的にどんなポルノ映画を撮ったのか?―たしかに、この映画の主人公の行動も、分かるようで分からないというか、何か有り体の答えに回収されるようなものではないですよね。/みうら:特に若い人は、「あんなにかわいい奥さんがいるのに、何でこの映画の主人公は愛人とヤッてるんだろう?」って思うんじゃないかな。やっぱり既婚者じゃないとこの映画はグッとこないと思います。これは既婚者の悩みだから(笑)。/安齋:既婚者はグッと来るだろうね(笑)。/みうら:だから、18歳はまだ結婚していないから、分かんないだろ! という意味でのR18指定です(笑)。―既婚者といえば、お二人はもはや夫婦のような間柄なのでは? と思うことがあります。/みうら:実際、夫婦以上に旅先で会っていたし、ハネムーンのように、二人で旅にいったことも何回もあったし(笑)。駐車場タダって言われたこともあったね(笑)。/安齋:ご夫婦なら駐車場がタダですよって(笑)。/みうら:もう性別が無くなっちゃっているから、この歳になると(笑)。―お二人がお互いに惹かれるところはどんなところですか?/みうら:安齋さんには僕にないセンスが当然あるわけです。この映画を作るときも、二人が考えていることが違うから成立しています。/安齋:まさにね。じゃなかったら、面白くないですもんね。/みうら:それでも仲がいいのがいいよね! 意見が違うけど仲がいいのが、一番の夫婦の理想ですよね。/安齋:そうやって二人で楽しく暮らしている。暮らしてねえよ!/みうら:暮らしたんじゃなくて、楽しく映画撮ったんだよ!(笑)
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―最近、「芸術かワイセツか」という問いが取り沙汰されていますが、表現の規制や自主規制が強まる中で、「変態だ」は高らかにポルノ映画と謳ってますね。/安齋:高らかにね(笑)。でも、実際はそういうシーンが少なくて申し訳ないです。この映画は、「ロック」「ポルノ」「ムービー」の3つの要素に分けていて、ポルノ部分は全体の3分の1ぐらい。高らかに言っているのは、「ポルノ」よりも「変態」についてですね。だから、いわゆるポルノ的なエロシチズムに対して、真正面から向かっているわけじゃなく、やっていることは、普通のエッチをただ覗いているだけ、という感じに近い。全体的にきれいな映像を撮ったつもりだし、すごくスタンダードなことをやっているんだけど、必要以上にキスシーンが長かったり、挙げ句の果てに、精子を3回も見せられるんですよ。―(笑)。/安齋:そういうふうに、正常なことをやっているのだけど、それが「変態」的に見えてしまうというか、見る側が、屈折した複雑な気持ちになったら面白いなって。主人公がはまっていくSMというのも一見ハードに思えますが、もはや様式美でもあるわけです。この映画のプロデューサーが、男が愛人をずっといたぶっているシーンを何度見ても笑うんですよ。つまり、様式美はかっこいいはずなのに、それが滑稽に見えるということですよね。しかも、SMの相手である愛人が最後、本当に切ない感じになっていく。感情で変態感を味わってもらう、そういうものを狙いました。―なるほど……。/安齋:まじめか?(笑)―ところで、エロの分野において、「hentai」という言葉が世界共通用語になっているように、日本は他の追随を許さないところがあると思うのですが、そのあたりはいかがでしょう?/みうら:工芸の世界を見ても分かるように、日本人って昔から細かいんですよ。欧米の人たちの大雑把も昔からじゃないですか。「でかい」「すっごい悶えてる」「ものすごく喘ぎ声がデカい」みたいな。中学生の頃に見たけれど、あれは生殖行為だから。/安齋:ははは(笑)。/みうら:日本のAVは、盗撮物ひとつをとっても、アスリートから特撮まで、ジャンル分けされているし、エロに対しても細やかなんだよね。それは昔からの日本人の癖ですよね。そうじゃないと、運慶も快慶も生まれてない(笑)。/安齋:確かに日本のアニメとかもビックリするぐらい精巧ですもんね。/みうら:でもそういう意味では、この映画の笑いのイメージはハリウッド映画かもしれませんね。前野健太に「こんな感じで!」って見せたのは、ロバード・ロドリゲス(メキシコ系アメリカ人の映画監督)の映画で。日本にあの映画のジャンルってないんだよね。そのロドリゲスに安齋さんのセンスを合体してみたかったんです。ただ、松本清張の小説のような、愛人との関係を深刻に悩んだりする感覚は、もしかしたら今の人にも分からないかも。今は「ゲス不倫」みたいなことになっちゃって、カラっとしているけれど、松本清張が書いているのは、不倫がばれたら全てを無くしてしまうような恐怖がつきまとう時代ですよね。あの頃はもう、いろんな要素が合体しているエロさがあると思います。
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―すると、「変態だ」というタイトルは象徴的ですよね。以前、みうらさんは別のインタビューで、「変態」というのはいろんな職業の上にあるものなんだとおっしゃっていました。/みうら:変態の冠は最強です。「変態住職」「変態教師」。みんな職業よりも先に「変態」がつく。位が上ですよ(笑)。/安齋:上なのかな?(笑)/みうら:この冠をつけられたら台無し感とキング感は出るよね。―「変態」と言われて結構嬉しかったり、褒め言葉だったりすることもある気がします。/みうら:今は普通なものと比べて変わっていることを変態というようになったけど、変態という言葉の本来の意味は「変わっていく」ことなんだよ。この映画の中でも主人公は少し変わる。少しだけだけど。―容姿はすごく変わりますよね(笑)。/安齋:本来だったら何でこんなに変わっちゃったんだろう?って、立ち止まりたくなるけど、この映画はガンガンいっちゃう。僕はもうおじいさんになったから、周りを気にせずにそれができるようになった。「考えさせない」というのが、この映画の基本的なところなんです。映画館から出た後に「変態だっ!」と叫びたいけれど、なんかちょっと、わだかまりもあるし、やられちゃった感もあるし、私は何を見たんだろう?最初のシーンは、何だっけ?と思い出せないぐらい、やられちゃう感じの映画になっているなと思いますね。―「変態」的に自分を変化させていくことができない人が多い中で、みうらさんと安齋さんは、そこを突き抜けていくような人を愛しているんですね?/みうら:ロックも映画もそうだけど、行き過ぎたものや人に対する憧れというのはずっとあるなあ。逆に普通なことに対して嫌悪があるかも。/安齋:みうらさん、嫌悪すらあるんですか(笑)。/みうら:普通もいいんだけどね。嫌悪感ではなく、普通ではいけないなと思ってますよ、こんな仕事をしているから。/安齋:普通のことをしてはいけない。この映画のテーマですね。―ありがとうございました。スッキリしました。/みうら:スッキリしないでしょう(笑)。/安齋:それが正しいんですよ。モヤモヤ感がずっとあっていいんです。それが生きていくことだと思うんで。』

◎ツイッターは、https://twitter.com/hentaidamovieコチラ!

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シネマズ 「変態だ」は予想を覆す衝撃と感動!白石茉莉奈はAV以上!
『本作で非常に効果的なのが、今や「死語」となった「パートカラー」というもの。全編モノクロで撮影することで撮影コストを抑えつつ、アクションやSEXシーン、ラストシーンなどの見せ場だけは、そこだけ突然カラーになる!という昔からの映画技法だ。本作では序盤の白石茉莉奈と前野健太のSEXシーンがカラーで登場するのだが、この部分の綺麗さと過激な描写との対比が、実に見事で強く印象に残る。
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今回奥さん役を演じるセクシー女優の白石茉莉奈は、まさに男にとっての理想であり、この奥さんがあっての「主人公の満たされない性的願望」という部分が、実に観客にも良く理解出来るようになっている。果たして本作では、他のどの部分にカラーが登場するのか?「シンドラーのリスト」を思わせる、最も効果的なその登場は、是非劇場でご確認を!恐らく、多くの観客が本作のタイトルや、普段TVで見るみうらじゅん&安西肇氏の姿から、きっと変な脱力系のエロ映画を予想されると思うが、その予想が完全に裏切られるのは確実! (但し、いい意味で!)
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特に凄いのが、単なるキワモノかと思わせて急転換する、ラストの10分間だ。愛人の薫子が、主人公への歪んだ愛と女の弱さを見せる名シーンと、主人公の覚醒振り!自分のセクシュアリティに目覚めた主人公が、名前を聞かれて堂々と「○○だ!」と高らかに宣言した姿には、その言葉の間抜けさに反して一種の清々しささえ感じられる。きっとあなたも「何か判らないけど、カッコイイ!」、そう思わずにはいられない筈だ。確かに、映画に完全な説明と結末を求める方には、正直好みが分かれる作品だと思うが、鑑賞後に色々と自分の解釈について語り合える映画なので、これは是非劇場で!(文:滝口アキラ)』
※やっぱり、この短さでは、感動までには至らなかったかな^、という印象。
やはり、長丁場で考えさせないように意図された脚本が必要だわな。んでもって、
新興宗教にハマったりなどの紆余曲折を経ないと、ラストの雄叫びで感動は呼ば
ないかとーーー。

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※終盤に登場するクドカン。情けない警官役はなかなか堂に入ってた♪

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☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日6月22日(金)の、「元気が出る言葉」は~?

『苦しみつつ、なおはたらけ。安住を求めるな、この世は巡礼である。』
出展:「青べか物語」
発言者:山本周五郎 (時代小説家 1903年6月22日~1967年2月14日)
『解説:誠実に、精一杯仕事をしても、報われないときもある。そんなとき、しきりに山本周五郎の作品を読みたくなることがある。長編でも短編でもいい。彼の作品に、読んで無駄になるものはひとつもない。読むと、人の人生は長いものだし、たとえ報われずとも、その長い坂を一歩ずつ登っていくことに人生の機微があることを教えられる。周五郎は、思い通りにならぬとも人生を肯定する。この世は巡礼なのだと思えば、報われぬこともまた人の世の「味わい」なのだと楽しむこともできよう。確かに、上り坂は楽しい。』

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◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・

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☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
サライ 「夏目漱石」の記事一覧

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細かすぎて伝わらない関連動画など

(「」「」で動画検索してみました!!)







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