神戸新聞ネクスト さよなら大劇 姫路の老舗映画館閉館へ 60年の歴史に幕
→''' 『兵庫県姫路市の老舗映画館「姫路大劇シネマ」が、併設のボウリング場とともに、11月上旬に閉館することが決まった。運営する吉岡興業(姫路市)は「建物の老朽化や耐震性不足、競争激化による苦渋の決断」と説明。シネマコンプレックス(複合型映画館)が主流となる中、「街の映画館」として市民らに親しまれてきたが、60年の歴史に幕を下ろす。
→''' 『兵庫県姫路市の老舗映画館「姫路大劇シネマ」が、併設のボウリング場とともに、11月上旬に閉館することが決まった。運営する吉岡興業(姫路市)は「建物の老朽化や耐震性不足、競争激化による苦渋の決断」と説明。シネマコンプレックス(複合型映画館)が主流となる中、「街の映画館」として市民らに親しまれてきたが、60年の歴史に幕を下ろす。
「姫路大劇-」は1955(昭和30)年、2スクリーン(現在は3スクリーン)で開業。東映の封切り作やハリウッド大作を中心に扱った。連日600超の座席が埋まり、「トラック野郎」シリーズで主演した菅原文太さんが舞台あいさつに立ったことも。ボウリング場も増築し、娯楽施設としてにぎわった。総支配人の田村和夫さん(66)は「老若男女のにぎやかな声が連日響いていた」と懐かしむ。
近年は、アニメに注力し、スタジオジブリ作品など人気作では立ち見が出ることもあった。シネコンの「指定席・完全入れ替え制」ではない、昔ながらの運営にこだわってきたが、娯楽の多様化やシネコン進出などで客足が落ち込んだ。田村さんは「時代の流れかな」とぽつり。「最後まで地元に愛される映画館を目指したい」と話す。跡地の活用策は未定という。
姫路市街地では、7月下旬に兵庫県内最多12スクリーンを備えるシネコンがオープン。姫路の映画館動員数はここ20年ほどで半減したとのデータもあり、供給過多も懸念される。ほかに2施設あるうち、「シネパレス山陽座」も来年1月の閉館を検討している』 '''
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